ものづくりワークショップ「木製スツールを作ろう」

日本人が日本の木を使わないのはもったいない! 国産材を使おう。

日時:令和 7年 11月 23日(日)~24日(月祝)

   (23日 10時〜16時、24日 9時~15時)

会場:人といのちの自然学校 熊野蘇和家

    三重県熊野市神川町長原63番地

参加費:25000円

  熊野蘇和家宿泊ご希望の方は、1泊4食9000円です。

定員:8名

締切:10月15日

世界が認める日本の木材ですが、中でも環境に配慮した安全なFSC認証木材であれば尚更です。

輸入木材には、防腐剤や殺虫剤など人体に影響する化学物質が含まれているのはご存じでしょうか。体に触れる家具は、特に安全なものであってほしいです。

今回はそのFSC材を使ってスツールを作るワークショップです。

指導は、伊勢志摩サミットの配偶者晩餐会のディナーテーブルやトレイなどの贈答品を制作した、指物師の南秀明さんです。

このワークショップでは、木工についてはもちろん、雑学にとどまらない南さんの多方面にわたるお話が聞けるのも魅力です。


工房南 主宰

指物師 南 秀明 氏

奈良県吉野郡出身 三重県熊野市在住

飛騨高山で修行した後、宮崎県で矢沢金太郎氏に師事。平成10年、熊野市神川町に移り住み「工房南」を主宰。伊勢志摩サミットに作品が多数採用されるなど、伝統工芸にこだわった調度品は世界の首脳や関係者を魅了した。睡蓮愛好家でもあり、日本文化にも造詣が深い。


【コラム】

国産材を使おう

日本の国土に占める森林面積は世界に誇る面積であり、輸入材に頼る必要など本来ありません。
国産材は高いと言われ続け、災害の多発する日本で培われた災害に強い建築技術は、いつのまにか外来の工法に取って代わられてしまいました。
日本の風土が育てた優秀な材を使わず、輸入の際に薬剤を使って消毒をした外来材を使った工法の家を建て続けた結果、日本の山は荒れ果て、災害や獣害の原因となったり、山林主の高齢化により放置された山がどんどん増えています。
また、国産材を使った在来工法であれば解消できるはずのシックハウス症候群など、外来工法の建築は人の身体への影響も多くみられています。

暮らしの中で自分の手で作る

自分で手づくりすると暮らしが楽しくなり、手づくりしただけ暮らしは豊かになるように思います。 もともと家庭は生活に必要ないろいろなものを「生み出す場」でした。ところが今はお金を出して買ってきたものを「消費する場」になってしまいました。二元論で巻きとられていく社会の中で、選択肢を持たない現代人はどんどん自己効力感を失っているように見えます。

先人の暮らしをみると、家の修繕でも服でも箒でも料理でも、自分の手でつくり出すことを一つ一つ増やす暮らしを積み重ねてきました。これは、自己肯定感につながるとても豊かな生き方だと思います。
また、自分の手や頭を使って作り出したものへの愛着はお金で買えるものではありません。
このような暮らしぶりで、先人たちは尊い技術や豊かな文化を育んできたのでしょう。 手を使うことの豊かさ、尊さははかりしれません。
モノは十分にあるがなんとなく物足りなさを感じる、気分転換の時間が欲しい、と感じている人、化学物質を暮らしから低減したいと考えている人に、安全で優しい木肌に触れる機会と手作りの豊かな時間を体験していただきたく、このワークショップを企画しました。